2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

上司は思いつきでものを言う

上司は思いつきでものを言う (集英社新書)作者: 橋本治出版社/メーカー: 集英社発売日: 2004/04/16メディア: 新書購入: 1人 クリック: 76回この商品を含むブログ (191件) を見る 橋本治の『上司は思いつきでものを言う』(集英社新書)がベストセラーになっ…

平和と平等をあきらめない

1945年8月9日は、長崎に原爆が投下された日。8月6日の広島のときに、原爆文学として作品の一部を列挙した。映画としては、黒澤明の『八月の狂詩曲(ラプソディ)』(1991)と、黒木和雄『TOMORROW 明日』(1988)が長崎を舞台にしている。黒澤明は、…

『イデアの森/チェロ篇』

ベルナルド・ベルトリッチ『水の寓話』 マイク・フィギス『時代×4』 イジー・メンツエル『老優の一瞬』 イシュトヴァン・サボー『10分後』 クレール・ドゥニ『ジャン=リュック・ナンシーとの対話』 フォルカー・シュレンドルフ『啓示されし者』 マイケル・…

『人生のメビウス/トランペット篇』

アキ・カウリスマキ『結婚は10分で決める』 ビクトル・エリセ『ライフライン』 ヴェルナー・ヘルツォーク『失われた1万年』 ジム・ジャームッシュ『女優のブレイクタイム』 ヴィム・ヴェンダーズ『トローナからの12マイル』 スパイク・リー『ゴアvsブッシ…

10ミニッツオールダー

10ミニッツ・オールダー コレクターズ・スペシャル [DVD]出版社/メーカー: 日活発売日: 2004/07/09メディア: DVD購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (86件) を見る 15人の映画監督が、一人10分づつの上映時間で撮り2本にまとめた映画、『10ミニッ…

辻邦生

辻邦生全集〈1〉作者: 辻邦生出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 新潮社から、『辻邦生全集』全20巻の刊行がはじまっている。6月の第1回配本は、『廻廊にて』、『夏の砦』、『安土往還記』の初期長編…

父と暮せば

1945年8月6日。それは広島に原爆が投下された日。今年2004年は、あれから59年目となる。 原爆文学の代表作として、原民喜『夏の花』(1947)井伏鱒二『黒い雨』(1966)、福永武彦『死の島』(1971)、中沢啓治『はだしのゲン』(1973−1987)、それに井上ひ…

ヴァイブレータ

ヴァイブレータ スペシャル・エディション [DVD]出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ発売日: 2004/06/25メディア: DVD購入: 1人 クリック: 30回この商品を含むブログ (103件) を見る 赤坂真理の原作は読んでいない。フリーの女性ルポライター早川玲=…

赤目四十八瀧心中未遂

赤目四十八瀧心中未遂 [DVD]出版社/メーカー: ネオプレックス発売日: 2005/02/22メディア: DVD購入: 1人 クリック: 333回この商品を含むブログ (73件) を見る 車谷長吉原作・直木賞受賞作の『赤目四十八瀧心中未遂』(文春文庫)のストーリーは、紹介するま…

寺島しのぶ

映画女優 若尾文子作者: 四方田犬彦,斉藤綾子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2003/06/25メディア: 単行本 クリック: 82回この商品を含むブログ (32件) を見る 四方田犬彦・斉藤綾子編著『映画女優若尾文子』(みすず書房、2003)を、ひとりの女優を本格…

松岡正剛の千夜千冊

2000年2月23日、中谷宇吉郎『雪』で始まった、松岡正剛氏の1000冊読破記録は、2004年7月7日『良寛全集』で無事終了した。この間の集中力には敬意を表するとともに、対象分野の広さに圧倒される。 松岡正剛氏は、工作舎時代からその名前を知り、数冊氏の著書…

イオセリアーニ

イオセリアーニに乾杯!作者: 児島康宏,遠山純生出版社/メーカー: エスクァイア マガジン ジャパン発売日: 2004/06/18メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 3回この商品を含むブログ (5件) を見る このところ、オンライン書店での購入が多く、新刊書…

エレファント

エレファント デラックス版 [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2004/12/03メディア: DVD購入: 2人 クリック: 104回この商品を含むブログ (405件) を見る 2003年度カンヌ・パルムドール、監督賞受賞作ガス・ヴァン・サント『エレフ…

新撰組ブーム

台風10号が過ぎ去り、京都は曇天で、微風がふき、夏としてはすごしやすい一日だった。プチ同窓会のメンバーで、京都市内の散策に、壬生から島原への新撰組コースを選んでみた。これが、そもそもの間違い。 阪急大宮駅から歩きはじめ、まず、壬生・八木邸の屯…