2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

溝口健二『残菊物語』とフリッツ・ラング『スピオーネ』は必見の映画だ

見るレッスン 映画史特別講義 『ゴダール マネ フーコー 増補版』(青土社,2019)の刊行から、2020年に入り、『言葉はどこからやってくるのか』(青土社,2020)や『アメリカから遠く離れて』( 河出書房新社,2020)が矢継ぎ早に刊行され、ついに新書版で『見…

今年は外国及び日本映画とも女性主演映画がベスト1となった

映画ベストテン2020 今年2020年は、コロナ禍のため、3月から5月まで映画館に行けなかった。例年に較べてスクリーンで観た映画は少なく、47本だった。目標が80本なのだが、新型コロナウイルスを回避するため、自宅巣ごもりの一年となった。 映画館で観た映画…

パティニール画集の出版を期待したい

三つの庵 ソロー、パティニール、芭蕉 クリスチャン・ドゥメ著『三つの庵 ソロー、パティニール、芭蕉』(幻戯書房,2020)は、隠遁生活を求めていたものにとって、きわめて刺激が強いタイトルだ。タイトルと出版社をみて購入することはあまりないことだが、…