2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

もうすぐ絶滅するという紙の書物について

電子書籍元年と言われた一年であった。関連本の出版も相次いだ。 一番本質をついていると思われるのは、ウンベルト・エーコとジャン=クロード・カリエールの対話本『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』(阪急コミュニケーションズ)であった。 もう…

本の収穫2010

映画に続いて、書物。 今年度の主な読了本・収穫本は以下のとおり。 渡辺京二『黒船前夜』(洋泉社) マイケル・サンデル『これから「正義」の話をしよう』(早川書房) マイケル・サンデル『完全な人間を目指さなくてもよい理由』(ナカニシヤ出版) 内田樹『街場…

映画ベストテン2010

今年を回顧する時期となった。まずは映画から。今年スクリーンで観た映画は、80本。少なくなった分は、ソクーロフ、カネフスキー、スコリモフスキ、フリッツ・ラングなどの旧作をDVD-BOXでみているので、トータルとしては年間100本以上になるだろう。徐々に…