梯久美子『原民喜ー死と愛と孤独の肖像』(岩波新書,2018)を読む。梯久美子さんの、対象の選択の見事さと資料収集の適確さに、読者は魅了される。前回の、『狂うひと ─「死の棘」の妻・島尾ミホ』(新潮社,2016)に続き、ノンフィクション作家の面目躍如た…
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