2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

福沢諭吉の真実

福沢諭吉の真実 (文春新書)作者: 平山洋出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/08メディア: 新書購入: 2人 クリック: 15回この商品を含むブログ (26件) を見る 平山洋氏の『福沢諭吉の真実』(文春新書)が話題になっている。福沢をめぐる評価は「脱亜論」…

アテネオリンピック

17日間のアテネオリンピックが終了した。これで、アテネ時間から解放されて、普段の規則正しい生活に戻るぞ!感動などという単純なことばでは言い表せない、熱い興奮の坩堝と化した数々の試合に拍手!選手の皆さんお疲れさまでした。 サッカー第4位のイラク…

アフガン零年

アフガン零年 [DVD]出版社/メーカー: アップリンク発売日: 2004/11/26メディア: DVD購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (35件) を見る セディク・バルマク『アフガン零年』(2003)。 復興アフガンの映画というだけで、観る価値あり。タリバン政権下…

わが故郷の歌

バフマン・ゴバディ『わが故郷の歌』(2002)。 イランとイラクの国境付近に住むクルド人たちの実態を、クルド人でもあるバフマン・ゴバディ監督がクルド語で撮った画期的なフィルム。イラン・イラク戦争直後の、フセインによるクルド人の虐殺を、過酷に、しか…

10話

アッバス・キアロスタミ監督『10話』(2003)一人の女性が運転する車に乗り合わせた6人との対話を、ほとんど移動しないキャメラ(DV)を据えて長まわしで撮るスタイル。一種、ドキュメンタリー映画のように見えるが、その背景には綿密な演出がある。まず、…

イラン・イラク・アフガン

イラン・イラク・アフガン関係の映画三本を観た。

はてな市民

日記が1ヶ月を超えた。「はてな市民」になれたのかな?

千葉ちゃん

アテネオリンピック・マラソン補欠の千葉真子選手が、北海道マラソンで優勝した。本当におめでとう、と心からお祝い申し上げます。よかったね、千葉ちゃん!

LOVERS

LOVERS [DVD]出版社/メーカー: レントラックジャパン発売日: 2005/01/28メディア: DVD購入: 2人 クリック: 40回この商品を含むブログ (230件) を見る チャン・イーモウの『LOVERS(十面埋伏)』(2004)を観てきた。前作『HERO(英雄)』(2002)が、秦の始皇…

高原好日

高原好日―20世紀の思い出から作者: 加藤周一出版社/メーカー: 信濃毎日新聞社発売日: 2004/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る 加藤周一氏の近著として『高原好日』(信濃毎日新聞社)がある。信濃追分の別荘での…

加藤周一

夕陽妄語 7作者: 加藤周一出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2004/05/14メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (3件) を見る 加藤周一氏は、「朝日新聞」で月1回連載している『夕陽妄語』は、既に、7冊分が単行本化されている。今月は、2冊…

俵万智

トリアングル作者: 俵万智出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/05メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (14件) を見る 俵万智さんの『トリアングル』(中央公論新社)を読了した。初の長編小説で、しかも、著者の短歌が要所要所に挿…

韓国映画

8月16日に「韓国映画」についての「日記」を書いたが、サーバの障害(?)で消去されてしまっていた。その日記を再現するつもりはないけれど、韓国映画について一言、触れておきたい。八月のクリスマス [DVD]出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2005/05…

エドワード・ホッパー

現代画家については、あまり良く知らない。しかし、エドワード・ホッパー(1882-1967) だけは、例外的にその静かな人物のたたずまいや、構図などに惹かれる。最も著名な作品に「ナイト・ホークス(Nighthawks)」(1942)がある。「夜更かしする人々」、夜のコ…

谷崎賞受賞(第40回)

雪沼とその周辺作者: 堀江敏幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/11メディア: 単行本 クリック: 63回この商品を含むブログ (113件) を見る 堀江敏幸氏の『雪沼とその周辺』(新潮社)が谷崎賞を受賞されました。心からお祝い申し上げます。この作品集のな…

堀江敏幸

おぱらばん作者: 堀江敏幸出版社/メーカー: 青土社発売日: 1998/07/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 47回この商品を含むブログ (34件) を見る 堀江敏幸氏といえば、三島由紀夫賞受賞作『おぱらばん』を想起する。パリ滞在時のエッセイという理解であ…

八木義徳

第一回小林秀雄賞文章読本さん江作者: 斎藤美奈子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2002/02メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (62件) を見る 斎藤美奈子さんの『文章読本さん江』(筑摩書房)は、文章読本における男性中心主義を小気味…

華氏911

華氏 911 コレクターズ・エディション [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2004/11/12メディア: DVD クリック: 83回この商品を含むブログ (319件) を見る マイケル・ムーア監督、話題の『華氏911』(2004)を観てきた。ムーアが…

小林秀雄のオリンピック

8月21日付け朝日新聞の「天声人語」に小林秀雄の「オリンピックのテレビ」が引用されている。小林秀雄が、オリンピックのテレビ画面に釘付けになっていたということが、なぜか信じられないと思い、原文にあたってみた。 古書で購入しておいた第3次『小林…

アリアドネ

『アリアドネ』は、インターネット・リソースサイトとしては、定評のあるもの。 「はてなダイアリー」では、「アリアドネ」は、ギリシア神話の登場人物・クレタの王ミノスの娘、としてのキーワードしかない。 「Web辞書」の中のデータベースに「アリアドネ」…

小島信夫

各務原・名古屋・国立作者: 小島信夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/03メディア: 単行本 クリック: 20回この商品を含むブログ (12件) を見る アテネオリンピックが始まって6日目。普段は、ナショナリストではないが、この時期ばかりは、自然にナショ…

空気頭

田紳有楽・空気頭 (講談社文芸文庫)作者: 藤枝静男,川西政明出版社/メーカー: 講談社発売日: 1990/06/05メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 54回この商品を含むブログ (78件) を見る 藤枝静男『田紳有楽/空気頭』(講談社文芸文庫)。藤枝静男氏の作品には不…

目白雑録

目白雑録 (ひびのあれこれ)作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2004/06/18メディア: 単行本 クリック: 18回この商品を含むブログ (71件) を見る 金井美恵子『目白雑録(ひびのあれこれ)』(朝日新聞社)。朝日新聞社のPR誌『一冊の本…

講談社エッセイ賞(2004.9.15追記)

荒川洋治『忘れられる過去』(みすず書房)は、第20回講談社エッセイ賞決定! おめでとうございます。同時受賞は、酒井順子『負け犬の遠吠え』(講談社) 負け犬の遠吠え作者: 酒井順子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/10/28メディア: 単行本購入: 3人 ク…

結城信一と荒川洋治

セザンヌの山・空の細道―結城信一作品選 (講談社文芸文庫)作者: 結城信一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/11メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (5件) を見る 結城信一『セザンヌの山 空の細道』(講談社文庫)。 第三の新人といえば、…

考えるヒント

新装版 考えるヒント (文春文庫)作者: 小林秀雄出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/08/01メディア: 文庫購入: 20人 クリック: 175回この商品を含むブログ (119件) を見る 小林秀雄の『考えるヒント』が文春文庫・新装版で出版された。 小林秀雄は難解で…

映画への不実なる誘い

映画への不実なる誘い―国籍・演出・歴史作者: 蓮實重彦出版社/メーカー: NTT出版発売日: 2004/08/01メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (12件) を見る 蓮實重彦の『映画への不実なる誘い 国籍・演出・歴史』を、新聞広告で見つけ、早速、購…

思いわずらうことなく愉しく生きよ

思いわずらうことなく愉しく生きよ作者: 江國香織出版社/メーカー: 光文社発売日: 2004/06/19メディア: 単行本 クリック: 17回この商品を含むブログ (114件) を見る 江國香織『思いわずらうことなく愉しく生きよ』読了。犬山家の離婚した父と母。子供たち三…

モナリザ・スマイル

モナリザ・スマイル [DVD]出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント発売日: 2004/12/22メディア: DVD クリック: 5回この商品を含むブログ (42件) を見る マイク・ニューウェル『モナリザ・スマイル』(mona lisa smile,2003)を観る。1953年…

チルソクの夏

チルソクの夏 特別版 [DVD]出版社/メーカー: 角川エンタテインメント発売日: 2004/10/29メディア: DVD購入: 1人 クリック: 65回この商品を含むブログ (85件) を見る 佐々部清監督作品『チルソクの夏』(2003)を見る。映画を観て泣くというようなことはほん…