精神現象学


このところ、拙ブログでは映画の覚書ばかり記録している。それには私なりの理由があるからで、本に関しては、昨年末から、例えばホルクハイマー・アドルノの『啓蒙の弁証法』(岩波文庫、2006)、ハイデッガーの『ハイデッガーカッセル講演』(平凡社ライブラリー、2006)、今年になりベルクソン物質と記憶』(ちくま学芸文庫、2007)、ベンヤミン・コレクション4『批評の瞬間』(ちくま学芸文庫、2007)など、読むべき本の翻訳・新訳が多数刊行されている。

啓蒙の弁証法―哲学的断想 (岩波文庫)

啓蒙の弁証法―哲学的断想 (岩波文庫)

物質と記憶 (ちくま学芸文庫)

物質と記憶 (ちくま学芸文庫)


それらの書物を横目にしながら、読まねばの意識が強い。しかしそれならば、長年懸案の長谷川宏訳・ヘーゲル精神現象学』(作品社、1998)から読み進めようと、思い立った。

精神現象学

精神現象学