高山宏の執筆予定
高山宏氏の「今年の執筆予定」(『出版ニュース』2008年1月上・中旬号)から以下引用する。
超人高山宏のつくりかた (NTT出版ライブラリーレゾナント)
- 作者: 高山宏
- 出版社/メーカー: NTT出版
- 発売日: 2007/08/01
- メディア: 単行本
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ここ三年かかわってきた首都大学東京(本当に妙な名前です)新学科が立ちあがりそうで、六十を迎えたこともあり転出、御免蒙りまして、十年ほど明治大学のお世話に相成ることになりました。変わらぬ御交誼のほどを。辞める一年の面子立てで忙しく、遅れに遅れた昨年刊行の予定の本が、のきなみ今年の頭に集中して出せそうです。
(1)『新人文感覚』1・2(東京大学出版会)かつての『ブック・カーニバル』系の巨大コンピレーション本です。コンピレーションといえば、(2)旧友二宮隆洋氏発案で『高山宏コレクション』(中央公論新社)も進みそう。一体何巻になるのやら。(3)『北斎変幻』(講談社)。中沢新一監修『芸術人類学』シリーズの一冊。十年来の懸案。明大では、江戸のアートを教えよということなので、その記念に。江戸といえば、タイモン・スクリーチ本をちくま学芸文庫から、という話もあり。(4)『アリスに驚け』(青土社)。半分校正まで出たところで、鬱にて挫折。もう一息です。(5)ハリー・ポッター本へ(NTT出版)。この二冊で高山英文学に「ケリ」をつけます。(6)デザイン関係(彰国社)。以上。
翻訳。
(7)サイモン・シャーマ『レンブラントの目』(河出書房新社)。(8)B.M.スタフォード『実体への旅』(産業図書)ふたつともお待たせ!巨大書になりました。スタフォードは産業図書から続けて(9)『象徴と神話』(10)『エコー・オブジェクト』、年内刊行をめざしています。悲願は(11)R.L.コリー『パラドクシア・エピデミカ』(河出書房新社)。英語にとどまらぬ翻訳稼業、いよいよ始めたく。夜露死苦!(p28−29)
- 作者: バーバラ M.スタフォード,高山宏
- 出版社/メーカー: 産業図書
- 発売日: 2004/12/27
- メディア: 単行本
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ボディ・クリティシズム―啓蒙時代のアートと医学における見えざるもののイメージ化
- 作者: バーバラ・M.スタフォード,Barbara Maria Stafford,高山宏
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2006/12/01
- メディア: 単行本
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ということで、『新人文感覚』は、『ブック・カーニバル』の最新版のようなデータベース的な本*1らしい。ま、楽しみに待とうではないか。また、中央公論新社で『高山宏コレクション』が計画されているらしい。はじめての著作集となる。遅れてきた読者としては嬉しい。首都大学東京を離れて、4月から明大で「江戸のアート」を教える。『アリスに驚け』とハリー・ポッター本(これがいまひとつ分からない)の2冊で高山英文学が終焉する。。。
- 作者: 高山宏
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/07/11
- メディア: 文庫
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高山氏の江戸アート論は、もちろん江戸に収まるわけがなく、16世紀からのヨーロッパのアートから博引傍証されるだろう。毎年、正月には各出版社の「今年の企画」が発表されるのが楽しみのひとつだが、このところ期待度の高い本が少ない。そんななかで、高山ワールド満開の本が4〜5冊。翻訳も期待したいところだ。
- 作者: 高山宏,工藤強勝
- 出版社/メーカー: ありな書房
- 発売日: 1997/07
- メディア: 単行本
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中沢新一監修『芸術人類学』シリーズの一冊『北斎変幻』は、10年来の懸案というから期待度は高まる。当然、ビジュアル系の図版多数と予測する。
- 作者: 中沢新一
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2006/03/23
- メディア: 単行本
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- 作者: 松岡正剛
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2007/12/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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