ラカン 鏡像段階


現代思想冒険者たちSelect 鏡像段階 ラカン

現代思想冒険者たちSelect 鏡像段階 ラカン


ジャック・ラカン(1901−1981)とジョルジュ・バタイユ(1897−1862)、ほぼ同時代を生きた精神分析家と思想家、この二人の残した作品が、21世紀を生きる上でのヒントを与えてくれるのではないか、と最近思うようになった。


このたび、新装版で出た福原泰平『ラカン 鏡像段階』は、入門書としては比較的分かりやすい。1998年に講談社から『現代思想冒険者たち』の一冊として出版され、今回、新装セレクト版として復活した。とりあえず、読了。


ジャック・ラカン 精神分析の四基本概念

ジャック・ラカン 精神分析の四基本概念


ラカンへの最適な入門書などない。現在、岩波書店で翻訳(既刊5巻)が少しづづ進捗している『セミネール』の翻訳を待つしかないようだ。『セミネール』は全26巻あるので、全体の翻訳には、50〜60年くらいかかりそうだ。セミネールVの『無意識の生成物』が、5月に刊行が延期された。待ち遠しい一冊だ。


入門書としては新宮一成ラカン精神分析』と、原和之『ラカンー哲学空間のエクソダス』を読了し、エリザベト・ルディネスコの『ジャック・ラカン伝』を読みつつある。これが結構面白い。


ジャック・ラカン伝

ジャック・ラカン伝

ラカンの精神分析 (講談社現代新書)

ラカンの精神分析 (講談社現代新書)

ラカン 哲学空間のエクソダス (講談社選書メチエ)

ラカン 哲学空間のエクソダス (講談社選書メチエ)