ぼくの彼女はどこ?
ダグラス・サークコレクション1に収録されている一本『ぼくの彼女はどこ?』(1952)は、小品のミュージカル・コメディ。本作でサークは、始めてロック・ハドソンを起用した。また、無名時代のジェームス・ディーンがワン・ショットだけ出ている。
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映画は、富豪チャ−ルズ・コバーンが独身のまま死亡すると遺産が宙に浮くので、初恋の人の家族に贈ろうと考える。手始めに10万ドルをブレズデル家に贈呈するや、家族はお金に振り回され、パイパー・ローリー*1とロック・ハドソンの恋人関係も崩壊してしまう。お金がもたらす悲喜劇いや悲劇についてのコメディ風刺劇として、観ることの楽しさが感じられる。ダグラス・サークは、こんな軽快なフィルムも撮っていたのだ。
ダグラス・サーク コレクション 2 (初回限定生産) [DVD]
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ともあれ、ダクラス・サークDVDボックスシリーズ2では、『愛する時と死する時』(1958)や『悲しみは空の彼方に』(1959)が収録される予定、楽しみだ。ダクラス・サークが、ヒッチコックやハワード・ホークスやビリー・ワイルダーと同列に評価される日がくることを願って。。。
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*1:パイパー・ローリーは後年、ブライアン・デ・パルマの『キャリー』(1976)では、母親役を演じていた。