芥川賞受賞絲山秋子


第134回芥川・直木賞が発表された。芥川賞は四回目で絲山秋子さん。下馬評では松尾スズキが高かった。「沖で待つ」(文学界9月号)は未読だが、初期の女子総合職の経験を生かした内容で、期待が持てる。


これまで、絲山秋子さんの作品『イッツ・オンリー・トーク』『海の仙人』『袋小路の男』『逃亡くそたわけ』『ニート』と読んできて、機が熟したと感じた。『逃亡くそたわけ』が直木賞候補になったが、受賞しなかったことが幸いした。これまでの作品の内容から見るかぎり、芥川賞に相応しい。久々に共感がもてる作家の受賞を喜びたい。


ニート』を除き、絲山秋子さんの著書については、拙ブログで言及してきた。

ニート

ニート

■『逃亡くそたわけ』2005年3月2日拙ブログ記載

逃亡くそたわけ

逃亡くそたわけ

■『袋小路の男』2004年11月20日拙ブログ記載

袋小路の男

袋小路の男

■『海の仙人』2005年1月2日拙ブログ記載

海の仙人

海の仙人

■『イッツ・オンリー・トーク』2005年1月3日拙ブログ記載

イッツ・オンリー・トーク

イッツ・オンリー・トーク