小説的思考のススメ


小説的思考のススメ: 「気になる部分」だらけの日本文学

小説的思考のススメ: 「気になる部分」だらけの日本文学


阿部公彦著『小説的思考のススメ』(東京大学出版会,2012)は、小説は読めないものとの覚悟を冒頭に示している。その上で、11本の小説を解読することで、小説への読みを誘う紹介を兼ねた批評・解説本になっている。とりわけ、辻原登佐伯一麦は未読作家であり、読書への誘いとなった。