翻訳・新訳本
12月になって、何故か忙しい。読書中の本が多くどれも読了できない状態。今年は、翻訳本が話題になっている。
- 作者: ジル・ドゥルーズ/フェリックス・ガタリ,宇野邦一
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2006/10/05
- メディア: 文庫
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- 作者: ジル・ドゥルーズ/フェリックス・ガタリ,宇野邦一
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2006/10/05
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まずは、ドゥルーズ+ガタリ/宇野邦一訳『アンチ・オイディプス(上)(下)』(河出文庫)。「資本主義と分裂症」の副題を持つ本書の新訳は未読の大著。
- 作者: ジルドゥルーズ,宇野邦一,江澤健一郎,岡村民夫,石原陽一郎,大原理志
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 2006/11/15
- メディア: 単行本
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ドゥルーズ『シネマ2』(法政大学出版局)の翻訳刊行も事件だったが、一応読了できた。(2006年11月11 日、18日の拙ブログ参照)
- 作者: ガルシン,神西清
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2006/11/16
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荒川洋治氏の指摘によれば、ガルシン『紅い花・改版』(岩波文庫)は、翻訳者の神西清の「年譜」が巻末に付されている。著者以外で、翻訳者の年譜が付くのはおそらく、きわめて珍しい。
- 作者: ゴーゴリ,浦雅春
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/11/09
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新たな文庫、光文社古典新訳文庫の出現は、刺激的である。何冊か購入しているが、ゴーゴリ『鼻/外套/査察官』は、「落語調」の翻訳で、「外套」を読むがこの作品の異常さ、面白さが増幅され、新しい小説を読む感覚だった。
- 作者: ニールサイモン,Neil Simon,酒井洋子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/09/01
- メディア: 新書
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早川書房から創刊された「ハヤカワ演劇文庫」も注目される。『ニール・サイモンⅠ、おかしな二人』をとりあえず購入しておくが、未読。
グラモフォン・フィルム・タイプライター〈上〉 (ちくま学芸文庫)
- 作者: フリードリヒキットラー,Friedrich Kittler,石光泰夫,石光輝子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/12
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グラモフォン・フィルム・タイプライター〈下〉 (ちくま学芸文庫)
- 作者: フリードリヒキットラー,Friedrich Kittler,石光泰夫,石光輝子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/12
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画期的なメディア論である、フリードリヒ・キットラー『グラモフォン・フィルム・タイプライター(上)(下)』(ちくま学芸文庫)も文庫化された。情報化時代を予見した慧眼の書・必読本だが、これも未読。
- 作者: スコットフィッツジェラルド,Francis Scott Fitzgerald,村上春樹
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2006/11/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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さて、一時ノーベル文学賞候補といわれた村上春樹がフィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』の新訳を出した。今回の新訳について、村上氏は
僕はこの小説について僕がこれまで個人的に抱いてきたイメージを明確にし、その輪郭や色合いやテクスチャーをできるだけ具体的な、触知できる文脈で読者のみなさんに差し出すことを目的として、この翻訳をおこなった。(p.336)
と「あとがき」で述べている。満を持して翻訳された『キャッチャー・イン・ザ・ライ』に続く新訳本。もっとも注目されている翻訳本だろう。
フロイト全集〈17〉1919‐1922年―不気味なもの、快原理の彼岸、集団心理学
- 作者: 須藤訓任,藤野寛
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2006/11/08
- メディア: 単行本
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岩波書店から『フロイト全集』の刊行が開始された。17巻『不気味なもの・快原理の彼岸・集団心理学』を買い求む。継続注文するかどうか判断するためだ。うーん、全22巻別巻1は、まず読み込めないだろう。現在所有している文庫本や、人文書院版で我慢しよう。
というわけで、未読本の羅列だ。多忙は理由になるまい、反省。