2004年度暫定ベスト映画


2004年度は、日本映画の質の高さを示す作品が多く、9月26日(日)現在での、とりあえずのベスト10を選んでみた。もちろん、今後も、宮崎アニメが控えているし、変わることを前提としての選択である。

暫定的なベスト10ができるのも、日本映画が充実していることの証明であろう。アニメを除き、いわゆるCGを使用しない人間ドラマがリストアップされる結果となった。確かに、映画は20世紀で終わった。とくにハリウツド映画は過去の作品をもとに、見世物的要素(CG等)を加味して、映画以外の何物かに変質させつつある。そんななかで、中国・韓国・台湾・イランなどのアジア映画が健闘している。映画の持つ力がどこにあるのか、原点に帰るべきときなのだろう。上位3本を観て、ベスト5を考えているうちに、10本になってしまった。

  1. 誰も知らない(是枝 裕和)
  2. 父と暮らせば(黒木和雄
  3. 珈琲時光侯孝賢
  4. 深呼吸の必要篠原哲雄
  5. スウィングガールズ矢口史靖
  6. チルソクの夏佐々部清
  7. バーバー吉野荻上直子
  8. イノセンス押井守
  9. ミラーを拭く男(梶田征則)
  10. 死に花犬童一心