2006-06-13から1日間の記事一覧

同時代も歴史である

坪内祐三『同時代も歴史である 一九七九年問題』(文春新書)は、坪内氏の政治的論考と形容していいだろう。坪内氏の書物について語る姿勢や、本へのこだわりに寄り添ってきた者にとって、ついに来るべき時がきたという印象が強い。福田恆存の「アンティゴネ…