2006-05-01から1日間の記事一覧

百輭先生月を踏む

久世光彦(1935−2006)は、小説を書きはじめた動機として、「私が五十歳を過ぎて、何を今更と言われながら、ものを書きはじめた動機の一つに向田邦子への嫉妬があった。」(『昭和恋々』)と述べている。TVドラマの演出家として、向田ドラマを演出しながら…