2005-11-05から1日間の記事一覧

埋もれ木

『泥の河』でデビューした小栗康平の到達した場所が、『埋もれ木』であるとすれば、この先、小栗氏はどのような方向に進むのか、換言すれば、徹底したリアリズム手法から、次第に映像表現に主体を移し、物語の解体と抽象化の極地に達してしまった。作品とし…