2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

メディアとしての紙の文化史

ローター・ミュラー著、三谷武司訳『メディアとしての紙の文化史』(東洋書林、2013.5)は実に刺激と示唆に富んだ書物である。現在、プロローグとエピローグ及び、原克氏の「解説」を一読しただけだが、これはただならぬ書物である。メディアとしての紙の文…

哲学探偵ベルクソンの事件簿

ベルクソンの哲学を解説的に引用しながら、事件を解決する探偵小説、瀬名織江『哲学探偵ベルクソンの事件簿』(彩流社,2013)を読了した。古今東西の著名人を探偵に登場させる小説は多いが、「哲学探偵」は「ベルクソン」が初めてではないだろうか。いま、フ…